True Beginner
初心者ほど大切な存在はない。
僕の言動を異常だと思うのかい?
自分で言うのもおかしいけど、これはこれで合理的なんだ。
同じような考えを持っているのは僕だけではないはず。
人間社会や自然の動植物というのは、基本的に
力の強いもの、
運のいいもの、
発達の優秀なもの
が生き残り、
力の弱いもの、
運の悪いもの、
発達の遅れているもの
は絶やされるか、すみかを追われる。
弱いものが生き残るためには、いくつか方法がある。
強いものに守られたり、隠れる術を身につけたり、
毒や武器など脅威となるものを備えたりするのだ。
強いものに守られる。
実際に、ある種のトリはワニの体の上で安全を確保している。
コバンザメは、自分より体の大きなサメやウミガメの体にくっついて移動したり、
外敵から身を守ったり、エサのおこぼれにあずかったりもする。
隠れる術を身につける。
僕はこれに近い。逃げたり、隠れたり、消極的なことに熱心である。
カエルは体の色を周囲にあわせて変化させ、木の枝にそっくりなナナフシや、
砂に隠れるドジョウ、死んだフリをする虫などもいる。
これは社会に適応する(=とけ込む)ものは含めない。
毒や武器などを備える。
体が小さくて力も弱い動物に多くみられる傾向だ。
スズメバチは単独では弱いが、群れで毒針を刺すと大人を死亡させるほど強く、
小さなとげを持った海洋生物が海水浴場に押し寄せることもあり、
ただでさえ大きくて力の強いクマは、鋭い爪と牙を持っている。
マビノギの世界観はとてもリアルで、巧妙に現実を反映している。
操作しているのは動植物ではなくヒトであるから、
もう少し複雑な話をしなければならない。
初心者とそれが置かれる環境の違いによって、成長の仕方がまったく異なる。
「友達の紹介」などで誘われたプレイヤーは初心者のころから仲間に恵まれ、
アルバイトや退治クエスト(魔符)に没頭しなくても資金が集まるし、
いきなり高価な装備やアイテムをそろえることも、仲間しだいで可能である。
仲間と難易度の高いダンジョンにも進入することができるだろう。
だが、飽きる(飽きられる)のが早いのが特徴である。
これが「強いものに守られる」に相当する。
ゲーム内に知り合いがおらず、ソロで始めたプレイヤーはそうはいかない。
まずは自分の力で資金や装備をそろえなくてはならない。
昼間はアルバイト、夜間は狩りを行なう初心者が多いと思う。
1000Gといえば大金で、1万Gもたまれば衣服や武器を買うのが楽しくなる。
自らお金の稼ぎ方を覚え、戦闘の仕方も学んでいく。
時間はかかるが、このような成長をすると長続きするものだ。
力は弱くても “底力” のある、「毒や武器などを備える」タイプといえる。
友達もいて力も資金もあるにもかかわらず、ソロで活動するプレイヤーもいる。
人目に触れず動き回り、ソロでできることに没頭する。
必要なときだけ他者と接触するが、決して交流メインにプレイすることはない。
戦闘か生産か、あるいは両方に特化している場合が多い。
「隠れる術を身につける」、もっとも僕に近いスタイルである。
初心者といえど、いずれ初心者ではなくなる。
弱くても強くなる。
ただ成長の仕方が違うだけなのだ。
免許を取りたての人が自動車を運転するときには「初心者マーク」をつけるが、
それはただ初心者であることをアピールするためのものではなく、
初心者ゆえに、周囲の理解と協力をむしろ求めているのである。
真の意味で「永遠の初心者」というのは、おそらく存在しない。
僕の言動を異常だと思うのかい?
自分で言うのもおかしいけど、これはこれで合理的なんだ。
同じような考えを持っているのは僕だけではないはず。
人間社会や自然の動植物というのは、基本的に
力の強いもの、
運のいいもの、
発達の優秀なもの
が生き残り、
力の弱いもの、
運の悪いもの、
発達の遅れているもの
は絶やされるか、すみかを追われる。
弱いものが生き残るためには、いくつか方法がある。
強いものに守られたり、隠れる術を身につけたり、
毒や武器など脅威となるものを備えたりするのだ。
強いものに守られる。
実際に、ある種のトリはワニの体の上で安全を確保している。
コバンザメは、自分より体の大きなサメやウミガメの体にくっついて移動したり、
外敵から身を守ったり、エサのおこぼれにあずかったりもする。
隠れる術を身につける。
僕はこれに近い。逃げたり、隠れたり、消極的なことに熱心である。
カエルは体の色を周囲にあわせて変化させ、木の枝にそっくりなナナフシや、
砂に隠れるドジョウ、死んだフリをする虫などもいる。
これは社会に適応する(=とけ込む)ものは含めない。
毒や武器などを備える。
体が小さくて力も弱い動物に多くみられる傾向だ。
スズメバチは単独では弱いが、群れで毒針を刺すと大人を死亡させるほど強く、
小さなとげを持った海洋生物が海水浴場に押し寄せることもあり、
ただでさえ大きくて力の強いクマは、鋭い爪と牙を持っている。
マビノギの世界観はとてもリアルで、巧妙に現実を反映している。
操作しているのは動植物ではなくヒトであるから、
もう少し複雑な話をしなければならない。
初心者とそれが置かれる環境の違いによって、成長の仕方がまったく異なる。
「友達の紹介」などで誘われたプレイヤーは初心者のころから仲間に恵まれ、
アルバイトや退治クエスト(魔符)に没頭しなくても資金が集まるし、
いきなり高価な装備やアイテムをそろえることも、仲間しだいで可能である。
仲間と難易度の高いダンジョンにも進入することができるだろう。
だが、飽きる(飽きられる)のが早いのが特徴である。
これが「強いものに守られる」に相当する。
ゲーム内に知り合いがおらず、ソロで始めたプレイヤーはそうはいかない。
まずは自分の力で資金や装備をそろえなくてはならない。
昼間はアルバイト、夜間は狩りを行なう初心者が多いと思う。
1000Gといえば大金で、1万Gもたまれば衣服や武器を買うのが楽しくなる。
自らお金の稼ぎ方を覚え、戦闘の仕方も学んでいく。
時間はかかるが、このような成長をすると長続きするものだ。
力は弱くても “底力” のある、「毒や武器などを備える」タイプといえる。
友達もいて力も資金もあるにもかかわらず、ソロで活動するプレイヤーもいる。
人目に触れず動き回り、ソロでできることに没頭する。
必要なときだけ他者と接触するが、決して交流メインにプレイすることはない。
戦闘か生産か、あるいは両方に特化している場合が多い。
「隠れる術を身につける」、もっとも僕に近いスタイルである。
初心者といえど、いずれ初心者ではなくなる。
弱くても強くなる。
ただ成長の仕方が違うだけなのだ。
免許を取りたての人が自動車を運転するときには「初心者マーク」をつけるが、
それはただ初心者であることをアピールするためのものではなく、
初心者ゆえに、周囲の理解と協力をむしろ求めているのである。
真の意味で「永遠の初心者」というのは、おそらく存在しない。
この記事へのコメント
誰もが初心者だったころの記憶を持っているはず。
この記憶はあっという間に消えていく……
消えないように、忘れないように、常に思い出していくと…