エンチャントしようとすると「適切なアイテムが存在していません。」と表示されてできない。

「デッドリー」というエンチャントスクロールには「両手武器にエンチャント可能」とあるので、
クレイモアやトゥハンドソードを用意したのに、どうしてもエンチャントすることができない。
以前にも同じことを書きましたが、不具合ではなく仕様です。
この記事を最後まで読めば誰でも理解できると思います。
エンチャントの順序ともいえる「下地」という概念。
9ランク以上のスクロールをエンチャントする場合、原則としてその1ランク下のエンチャントが装備品についている必要があります。
9ランクの1つ下はAランク、
8ランクの1つ下は9ランク、といった具合です。
Aランク以下の場合は気にせずエンチャントすることが可能です。
F,E,D,C,B,Aまでを「英字ランク」、
9,8,7,6,5,4,3,2までを「数字ランク」といいます。
数字ランクにおける1つ下のエンチャントのことを一般に「下地」と呼んでいます。
「デッドリー」をエンチャントするためには「下地」が必要なのです。
いろいろなものが「下地」になりますが、代表的なところでは
「ヒーラー」「盗賊」「そよ風」といった部位の制限のないもの。
「元気な」は武器のみ、「ブラッド」は服、頭、アクセサリのみ、など、
エンチャント可能な装備が限定されているものもあるので、
自分が必要としているものかどうかを注意深く選んでください。
その装備品にエンチャント可能なものであることを確認してください。
「下地」は、実際にエンチャントしようとしているスクロールの1つ下のランクでなければ
なりませんが、それより上のランク(8や7や6ランク)であっても可能です。
2つ以上低いものが不可能なのです。
「デッドリー」を新品のクレイモアにエンチャントしたい場合は下地を用意する必要があり、
「ヒーラー」や「元気な」がそれに該当します。
prefix,suffix 接頭と接尾の違い。
下地を選ぶときに注意しなければならないのは、エンチャントスクロールにはprefix(接頭)とsuffix(接尾)があるということです。
デッドリーはsuffixの9ランクなので、prefixのAランクでは下地になりません。
「ファイター」や「刺激的な」は下地になりますが、
「カラー」や「砂漠クモ」は下地として使えません。
エンチャント可能な部位、不可能な部位。
エンチャントにはいろいろな種類があり、その名前や効果を覚えるだけでも大変ですから、選択を間違ってしまわないためにも十分に理解するようにしたほうがいいでしょう。
特殊な条件でエンチャントできるものもある。
一部の高ランクのエンチャントスクロールには、「ランクに関係なくエンチャント可能」
となっているものがあり、これは「下地」を用意する必要がありません。
6ランク以上のエンチャントで失敗すると消滅。
6ランク以上のスクロールのエンチャントに失敗した場合、対象アイテムがインベントリから跡形もなく消滅してしまいます。
7ランク以下で失敗したときは、対象アイテムの耐久力が減少するだけで済みますが、
6ランク以上で失敗したときは、完全にアイテムそのものが消滅します。
消滅したアイテムは取り戻すことができないので注意してください。
それに「下地」がついていたとしても、下地のスクロールは取り戻せません。
5ランク以上のエンチャントを行うには、5ランク以上のスキルが必要。
6ランクまでのエンチャントは誰でも可能です。しかし5ランク以上のエンチャントは、エンチャントスキルが5ランク以上のキャラしかできません。
スキルのランクがない場合、スクロールを右クリックして「使用する」しかなく、
成功率は低いし、失敗するとスクロールも消滅してしまうので、ハイリスクです。
高ランクのエンチャントはお金がかかる。
「エンチャントで破産することがある」というのは、高ランクのエンチャントスクロールで失敗すれば、
大金を投じて手に入れたアイテムであっても消滅してしまうからです。
もちろんエンチャントに成功すれば、その価値は一気に高くなるので、
リスクを覚悟しながら挑戦する人が大勢いるわけなんですね。
エンチャントにはもうひとつ、
「エンチャント焼却」(いわゆる抽出)というものがありますが、
これはまた別の機会に詳しく説明したいと思います。
この記事へのコメント