画像
パーティクエストで得られるものは、お金と経験値。

これだけを考えると、ただの金儲けや経験値稼ぎのように思える。

画像
もちろんそれもあるが、もっと深い意味があってもいいと思うんだ。

PTクエやってるなんて…中華じゃないの!?

ずっと以前から、「中華」と呼ばれる海外の業者によるフィールド狩りが行なわれている。
主な出現地はラインアルトの盗賊コボルドとティルコネイル南の灰色オオカミ

日本語を話せないその集団は、延々とパーティクエストをこなして稼いでいる。
これで得たお金 ─ゲームマネー─ は、彼らがゲームを楽しむために用いるのではない。
一般のプレイヤーに、リアルマネーで販売するのが目的なのである!

そう、これがRMT リアル・マネー・トレードと呼ばれる行為なのだ。

RMTが認められているゲームもあるが、そうでないゲームのほうが多い。
もちろんマビノギでも非公認で、発覚しだいアカウント削除などの措置が取られている。
(…って本当かなぁ?)

ゲームマネーをリアルマネーで手に入れることができてしまえば、
当然ゲームのバランスが崩れる。

それでも需要があるので、供給は忙しくなる。


RMT業者は、さらに効率よくゲームマネーを稼ぐ方法を考える。

やがてBOTと呼ばれる「無人」キャラクターが現れる…。

ゲームサーバに負担をかけるBOTのプログラムは、
動作を不安定にし、それがきっかけで一般のプレイヤーに金銭的、
さらには感情的、倫理的な被害をももたらす。

それでも需要があるので、RMT業者はなくならない。


中身のないキャラクターの活動と、RMTが目的のパーティクエストは大問題。
どんなオンラインゲームでも問題になっているはずだ。

健全なプレイヤーもいれば、不健全なプレイヤーもいる……。

これは仕方のないことなのかもしれない。
ゲームにしろリアルにしろ、「お金」の持つ力は強大だからだ。



さて、パーティを組んでダンジョンを快適に攻略しようとすると、
どうしてもフィニッシュのできる人とできない人が出てきてしまう。

パーティルールの設定でフィニッシュ権を割り当てることはできるが、
モンスターを手際よくフィニッシュしないと消滅してしまうし、
フィニッシュを当てようとしたために別のモンスターに攻撃されることもある。
なにより、快適にダンジョンを進むことができなくなってしまう。

かといっていつも同じ人が倒していては、ドロップする金貨やアイテムを
ほかの人が拾えなくなる事態に陥ってしまう。
平等に分けようとしても計算が面倒くさい……。


そこで、パーティクエストの出番だ(笑)

2人以上のパーティに入ってさえいれば、報酬が平等に与えられる。
強い人にも弱い人にも平等に行き渡る。

ある人だけが敵をほとんど倒し、ドロップされた金貨をすべて拾うとしても、
パーティクエストの報酬が意外とそれに匹敵するほどの金額になっているのだ。

人数が多いほど割り当てが少なくなってしまうのが難点だが、
逆に、人数分を合計した報酬は多くなる。


とにかくパーティに入っていれば、ダンジョンの外にいるプレイヤーにも報酬がいく。
ちょっとした時間に、仲間と一緒にダンジョンに入ることができないとしても、
このクエストはきちんとフクロウが報酬を届けてくれるようになっているのだ(笑)

まあ、一緒にできるのが一番いいのだが。

実際フィアードダンジョンではこのくらい儲けられそう。
フィアードダンジョンでパーティクエスト