BOTの大群ワラワラ ミラージュミサイルピシュピシュッ
巻き戻りガクッピタッ 臨時メンテイライライラ…
重ッ ラグラグ、ナオッ!!
巻き戻りガクッピタッ 臨時メンテイライライラ…
重ッ ラグラグ、ナオッ!!
ずっと以前から、「中華」と呼ばれる海外の業者によるフィールド狩りが行なわれている。
主な出現地はラインアルトの盗賊コボルドとティルコネイル南の灰色オオカミ。
日本語を話せないその集団は、延々とパーティクエストをこなして稼いでいる。
これで得たお金 ─ゲームマネー─ は、彼らがゲームを楽しむために用いるのではない。
一般のプレイヤーに、リアルマネーで販売するのが目的なのである!
そう、これがRMT リアル・マネー・トレードと呼ばれる行為なのだ。
RMTが認められているゲームもあるが、そうでないゲームのほうが多い。
もちろんマビノギでも非公認で、発覚しだいアカウント削除などの措置が取られている。
(…って本当かなぁ?)
ゲームマネーをリアルマネーで手に入れることができてしまえば、
当然ゲームのバランスが崩れる。
それでも需要があるので、供給は忙しくなる。
RMT業者は、さらに効率よくゲームマネーを稼ぐ方法を考える。
やがてBOTと呼ばれる「無人」キャラクターが現れる…。
ゲームサーバに負担をかけるBOTのプログラムは、
動作を不安定にし、それがきっかけで一般のプレイヤーに金銭的、
さらには感情的、倫理的な被害をももたらす。
それでも需要があるので、RMT業者はなくならない。
中身のないキャラクターの活動と、RMTが目的のパーティクエストは大問題。
どんなオンラインゲームでも問題になっているはずだ。
健全なプレイヤーもいれば、不健全なプレイヤーもいる……。
これは仕方のないことなのかもしれない。
ゲームにしろリアルにしろ、「お金」の持つ力は強大だからだ。